2012年4月13日

公民教科書検証


新学期ですね、RyanCooperです。

新しく公民の教科書が配布されたわけですが、内容を検証していたいと思います。

今回検証するのは東京書籍の『新しい社会 公民」です。

全体的に鳩山由紀夫元首相や菅直人元首相、野田佳彦首相の写真が多く載っています。

表紙には本田技研工業のASIMOやエイブラハム・リンカーン、広島の平和記念公園や永田町や霞が関、東証が写っています。

第1章の「私達の生活と現代社会」という取っ掛かり部分は省略し、第2章の「人権の尊重と日本国憲法」から検証してみたいと思います。
タイトルページをめくると「ちがいのちがい」という題の「ちがい」について考える項目があります。
女性専用車や男女の結婚可能年齢の違い等が載っています。

その後にはフランス革命や日本国憲法の説明があります。
そこには、9条と自衛隊に関することが書かれています。教科書という立場上中立を取らざるをえないのかもしれませんが、日本国の自衛隊なのですからもっと大きく自衛隊の活躍について書くべきではないのでしょうか?
「周辺諸国への配慮」と言われ、強い口調で教科書に事物を書けないのが現状です。しかし、真実を日本側の視点で語ることには問題はないはずです。他国からの視点を入れても良いでしょうが、重要なのは「我々は日本人であること」です。
また、自衛隊について書かれた項目(題は「日本の平和主義」)では、アメリカ軍基地に関することや「日本は核兵器を持つべきではない」という意見があります。その意見を要約すると、「広島・長崎で多くの犠牲者が出た。核兵器は多くの人を死傷させ、被爆者の生命や健康に長く影響を及ぼす。日本の国際社会において果たす使命は「軍縮による世界平和をアピールする事」である。

とのことです。

そして同章の次節では「人権と共生社会」という項があります。
「全国高校ラグビー大会の準決勝に大阪朝鮮高級学校が進出した」ということや、大阪で
朝鮮半島の統一を願ったワンコリアフェスティバルが開かれた、在日コリアン三世による作文という韓国・朝鮮系の事例が多く提示されています。
また、川崎市で公務員採用試験の受験資格から国籍条項を撤廃した、という事例が出てきています。
移民国家ではない日本が国籍条項を撤廃するというのは愚かな選択だと思うのですがね…。

憲法の権利等の説明が続き、アウン・サン・スー・チー女史のことや、ソフトバンクのストライキの事が例として取り上げられています。

第3章の「現代の民主政治と社会」が続きます。
民主主義における国民の政治への参加のことが書かれています。
エイブラハム・リンカーンやヒトラーが歴史上の事例として扱われています。また、党首討論や2009年8月29日付の麻生元首相と鳩山元首相の写真の載った新聞があります。
三権分立のことや麻生内閣での衆議院解散、民主党による政府転覆政権交代、鳩山内閣の始動という、「鳩山は革命家だッ!」と言わんばかりの鳩山による政権交代を描いています。
菅家利和氏の冤罪とされる事件や裁判所の種類等の裁判に関することも扱われています。
次に、地方自治に関することや、戦後の日本の政治について書かれています。

「主な総理大臣」として掲げられているのは、吉田茂・鳩山一郎・岸信介・池田勇人・佐藤栄作・田中角栄・中曽根康弘・細川護煕・小泉純一郎・鳩山由紀夫です。
細川元首相と鳩山元首相が大々的に取り上げられる必要があるのでしょうか?
細川元首相のところに書かれているのは「非自民連立政権・政治改革」で、非自民連立政権は重要ではないですし、「政治改革」と曖昧に表現され、分かりにくいものとなっています。
鳩山元首相のところでは「民主党を中心とする連立政権」とだけあり、これもあまり大きな功績ではないものと思われます。

第4章「わたしたちのくらしと経済」に続きます。
コンビニの経営者になってみよう、というものから始まり、広告やマルチ商法、POSシステムや東証についての描写があります。

第5章は「地球社会とわたしたち」で、君が代と日の丸、領土・領海・領空の領域や主権、国際連合について書かれています。
国際連合について、我が国が高い分担金を支払っているにも関わらず、常任理事国としての発言権がないことについて取り上げても良いのではないでしょうか?
また、東ティモール民主共和国での陸上自衛隊の平和維持活動について写真のみ載っています。
EUやNAFTA、ASEANやAPEC、9.11テロやコソボ紛争、海上自衛隊によるソマリアでの海賊対策が書かれています。

第6章は「よりよい社会をめざして」です。
まとめの章なので省略します。

最後には参考法令集が乗っており、日本国憲法の全文(前文ではない)、大日本帝国憲法やフランス人権宣言、民法、男女共同参画社会基本法、男女雇用機会均等法、同和対策審議会答申、人権教育・啓発推進法、アイヌ文化振興法、障害者基本法、教育基本法、情報公開法、地方自治法、労働基準法、労働組合法、老人福祉法、環境基本法、消費者基本法、日米安全保障条約、国際連合憲章、世界人権宣言、国際人権規約、女子差別撤廃条約、子どもの権利条約の一部が記載されています。

最後になりますが、この教科書は「日本国」の教科書です。一つのコインについて描くにしても、表・裏の両方があるように、一つの事例について語るときにも必ず様々な視点から描いた事例があるはずです。
字数の関係上、その様々な視点の全てを書くことはできないかもしれません。しかし、その時はどうか「日本のためになる」視点で描いたものを採るべきなのではないでしょうか?
我が国のために汗を流す人材を教育する事が目的である以上、かなり重要なことだと思われます。
ジョージ・ワシントンも、アメリカから見れば「我らがアメリカ合衆国の建国の父」ですが、イギリスから見れば「大英帝国からアメリカを奪い去った男」です。
太平洋戦争(大東亜戦争)も、アメリカ軍基地も様々な視点があるでしょう。
前者はアジアの独立のために我が国は戦いましたが、欧米諸国から見れば植民地を奪われるも同然。後者は地元民から見れば煩いだけでしょうが、米軍による東日本大震災の際の救難活動やテロとの戦いというものもあります。それ故にどうしても戦闘機や輸送機を飛ばさなければなりません。
決して自分からだけの視点で見ずに、様々な視点で物事を見つめることが人として重要なのかな、と思います。

2012年4月5日

ブログタイトル変更


久しぶりの更新です。

タイトルを「RyanCooper`s Blog」から「Celer, Silens, Mortalis」に変更しました。

旧タイトルでは面白みがなかったのと、自分が軍事マニアであることを示せると考え新タイトルへと変更しました。

これからも引き続きよろしくお願いいたします。
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